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安全ウェットグリップ梅雨

梅雨の運転で知っておきたいタイヤの話|ハイドロプレーニング対策

梅雨どき、タイヤのこと気にしていますか?

6月に入ると日本列島は梅雨に突入。毎日のように雨が降る時期ですが、タイヤの状態を意識して運転している方はどのくらいいるでしょうか。

「雨だから速度を落とそう」くらいは誰でも思いつきます。でも、そもそもタイヤが雨の日に対応できる状態なのかどうかを確認している方は少ない。タイヤの溝が減っていたり、ゴムが硬化していたりすると、速度を落としたところで危ない場面はあります。

この記事では、梅雨の運転で本当に知っておくべきタイヤの知識をまとめました。怖い話をしたいわけではなくて、「ちょっと気をつけるだけで安全性がぐんと上がる」ということを伝えたいんですよね。

ハイドロプレーニング現象とは

メカニズム

雨の日にスピードを出して走っていると、タイヤと路面の間に水の膜ができて、タイヤが路面をつかめなくなる現象。これがハイドロプレーニングです。スキー板が水面を滑るようなイメージで、こうなるとハンドルを切ってもブレーキを踏んでもまったく効きません。

発生する条件は主に3つ。

  • 路面に水が溜まっている(水深が深いほど起きやすい)
  • 速度が高い(一般的に80km/h以上で発生リスクが急上昇)
  • タイヤの排水能力が低い(溝が浅い・パターンが悪い)

高速道路の水たまりで発生することが多いですが、一般道でも大雨のときに轍(わだち)に水が溜まっている場所では起きる可能性があります。

発生すると何が起きるか

ハイドロプレーニングが起きると、車は文字通り「制御不能」になります。ステアリングは軽くなって反応がなくなり、ブレーキを踏んでもタイヤがロックするだけでスピードが落ちない。

もしこの状態になったら、急ブレーキや急ハンドルは絶対に避けてください。アクセルを離してゆっくり速度が落ちるのを待つのが基本対処です。焦る気持ちはわかりますが、下手に操作するとスピンやコースアウトにつながります。

溝の深さが命

新品の溝は約8mm

新品タイヤの溝の深さは、一般的な乗用車タイヤで約8mm。法定のスリップサイン(これ以上使ってはいけないライン)は1.6mmです。でも、1.6mmまで使っていいかというと、安全面ではとてもおすすめできません。

溝4mmで排水性能は半分以下に

タイヤの排水性能は、溝の深さに比例して変化します。新品(8mm)と比べた場合の排水能力の目安はこんな感じ。

  • 8mm(新品):排水性能100%
  • 6mm:排水性能約70%
  • 4mm:排水性能約40%
  • 2mm:排水性能約15%
  • 1.6mm(スリップサイン):排水性能約10%

4mmの時点で、排水能力は新品の半分以下。雨の日に高速道路を走るなら、4mmが交換の目安だと思ってください。「まだスリップサインまで余裕がある」と油断していると、大雨の日に怖い思いをすることになります。

簡単なチェック方法

溝の深さを正確に測るにはタイヤデプスゲージ(500円くらいで買えます)が便利ですが、100円玉でも簡易チェックができます。

100円玉を溝に差し込んで、「1」の数字が溝に隠れるなら約4mm以上残っています。「1」が見えてしまうなら、そろそろ交換を検討すべきタイミング。

ウェットグリップ性能の重要性

ラベリングの「ウェットグリップ」を見る

日本のタイヤラベリング制度では、ウェットグリップ性能を「a」「b」「c」「d」の4段階で評価しています。これは濡れた路面でのブレーキング性能を数値化したもの。

グレード制動距離の目安(80km/hから)
a約32m
b約35m
c約39m
d約43m

※各タイヤメーカーの公表データを基にした概算値です

aグレードとdグレードでは、制動距離に約11mの差が出ます。11mというのは、乗用車2〜3台分の長さ。これだけの差があれば、止まれるか止まれないかの分かれ目になることは十分にあり得ます。

梅雨前にタイヤを見直すべき理由

多くのドライバーはスタッドレスからサマータイヤに戻すタイミング(3〜4月)でタイヤの状態を確認しますが、それから2〜3か月経った梅雨時期には忘れていることが多い。

でも考えてみると、梅雨こそタイヤの性能が試される時期。4月の時点で「溝がギリギリだけど、もうワンシーズン行けるかな」と思ったタイヤは、梅雨を迎える頃にはさらに減っています。雨の日の安全に直結する話なので、ここは妥協しない方がいい。

雨の日の制動距離を知っておく

ドライ路面とウェット路面の違い

同じタイヤでも、路面が濡れると制動距離は大きく伸びます。

路面状態60km/hからの制動距離(目安)
ドライ(乾燥路面)約20m
ウェット(濡れた路面)約27m
ウェット(溝半分のタイヤ)約34m
ウェット(溝わずかのタイヤ)約42m

ドライ路面の倍以上になることもあるわけです。雨の日に「いつもと同じ車間距離」で走るのがどれだけ危ないか、数字にすると実感が湧きますよね。

車間距離は1.5倍が基本

雨の日は、晴れの日の1.5倍の車間距離を取るのが基本です。高速道路なら100m以上。「そんなに開けるの?」と思うかもしれませんが、ウェット路面での制動距離を考えると、これでも余裕があるとは言い切れません。

タイヤ以外にできる対策

タイヤの状態を万全にしておくのが大前提ですが、それ以外にもできることはあります。

速度を控えめにする

当たり前のようで、実践できていない方が多い。特に高速道路では、雨天時は80km/h以下を目安にすると、ハイドロプレーニングのリスクが大幅に下がります。

轍(わだち)を避ける

道路の轍には水が溜まりやすいので、できるだけ轍の上を走らないようにします。車線の中央付近は水はけが良いことが多い。

タイヤの空気圧を適正に保つ

空気圧が低いと、タイヤの接地面積が変わって排水経路が潰れてしまいます。月に一度はガソリンスタンドで空気圧チェックを。特に梅雨入り前には必ず確認しておきましょう。

ワイパーとデフロスターの確認

タイヤの話からは外れますが、ワイパーのゴムが劣化していると視界不良で危険。フロントガラスが曇るときのデフロスターの使い方も、雨の日には大事なポイントです。

ウェットに強いタイヤの選び方

梅雨前にタイヤを交換するなら、ウェットグリップ性能を重視して選びましょう。

ウェットグリップ「a」のおすすめタイヤ

  • YOKOHAMA BluEarth-GT AE51——ウェット最強クラスのエコタイヤ
  • YOKOHAMA BluEarth-Es ES33——軽自動車向けでウェット「a」は貴重
  • BRIDGESTONE REGNO GR-X III——プレミアムクラスのウェット性能

TireMatchではウェットグリップでフィルタリングできるので、自分のサイズで「a」グレードのタイヤを探してみてください。

まとめ

  • ハイドロプレーニングは「水たまり × 高速 × 溝不足」で発生する
  • タイヤの溝は4mmを切ったら交換を検討すべき
  • ウェットグリップ「a」と「d」で制動距離が11mも違う
  • 雨の日の車間距離は晴れの日の1.5倍が基本
  • 梅雨入り前のタイヤチェックは安全への投資

タイヤは車と路面をつなぐ唯一の接点です。エンジンがどれだけ良くても、ブレーキがどれだけ高性能でも、最終的にすべてはタイヤのグリップにかかっている。梅雨のシーズンにその重要性を改めて意識してみてください。

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