結論:ブランドは長野発、タイヤの中身は中国製
ゼニュー(ZENEW)は、中国のタイヤメーカーではありません。Motor-Fanの2023年1月の記事によると、長野県東筑摩郡生坂村のテイルゲートインポートが、輸入販売に加えて「ゼロから新しいものを」というコンセプトで立ち上げたブランドです。ホイールも出していて、こちらは国内のENKEI工場で作っているそうです。
一方で、通販で「ZENEW」名義で売られているタイヤの多くは、中国のGOODTRIPをはじめとする他社ブランドの製品です。カー用品店KTSの通販でZENEWの欄を見ると、GOODTRIP GP-16、GR-66、GS-07、GS-37、ROADX RT01、Xlargo TW380、そしてオリジナルのDERIVA II TW200が並んでいました。「どこの国?」に答えるなら、ブランドの運営は日本、タイヤの製造は(表記はないものの)中国の銘柄が中心、ということになります。
どこの国のタイヤ?運営会社と取扱銘柄
- ▸ブランドの運営:テイルゲートインポート(長野県東筑摩郡生坂村)
- ▸オリジナルタイヤ:DERIVA II(TW200)。2023年1月の記事では1本1万1000円から
- ▸ZENEW名義の取扱銘柄:GOODTRIP(GP-16ほか)、ROADX RT01、Xlargo TW380
- ▸製造国:商品ページに記載なし。GOODTRIPは中国のブランドだが、親会社は中策ゴム(ZC Rubber)とする販売店と紅豆集団とする販売店があり、はっきりしない
- ▸日本での販売:楽天市場・Yahoo!ショッピングの車楽院、CAR PLUS、カー用品 車衛門など
テイルゲートインポートは86・BRZの競技用パーツを扱う会社で、DERIVA IIは東京オートサロンの公式サイトでも「爆安オリジナルタイヤ」として紹介されていました。ただ、当サイトのデータベースにはDERIVA IIの価格が入っていないので、この記事の価格表はGOODTRIPとROADXが中心です。
ラインナップと実売価格
当サイトで2026年10月に在庫ありの価格が取れたのは次の3銘柄です。
- ▸GOODTRIP GP-16(9サイズ、1本¥5,568〜¥9,632):軽・コンパクト向けの夏タイヤ
- ▸ROADX RT01(2サイズ、¥10,544〜¥14,674)
- ▸Zeknova(2サイズ、¥14,400〜¥14,700、Yahoo!ショッピングの1店のみ)
| サイズ | 銘柄 | 1本最安 | 4本目安 |
|---|---|---|---|
| 155/70R13 | GOODTRIP GP-16 | ¥5,568 | ¥22,272 |
| 175/70R14 | GOODTRIP GP-16 | ¥5,736 | ¥22,944 |
| 175/65R15 | GOODTRIP GP-16 | ¥5,895 | ¥23,580 |
| 185/60R15 | GOODTRIP GP-16 | ¥5,906 | ¥23,624 |
| 185/65R15 | GOODTRIP GP-16 | ¥6,254 | ¥25,016 |
| 195/65R15 | GOODTRIP GP-16 | ¥6,805 | ¥27,220 |
| 225/45R17 | ROADX RT01 | ¥11,770 | ¥47,080 |
価格は2026年10月時点の最安(1本・税込)で、取得日は10/23。4本目安に工賃と送料は含みません。
この表の最安は、すべて楽天のカー用品 車衛門の価格です。同じGP-16の195/65R15が、車楽院とCAR PLUSでは¥9,632。1本で¥2,827、4本なら1万1,000円以上違います。ZENEWタイヤを買うなら、店を比べるだけでかなり安くなります。
国産と比べると差は大きくありません。195/65R15ではヨコハマの最安が¥8,690、ブリヂストンが¥10,300。GP-16(¥6,805)との差はヨコハマに対して1本¥1,885です。アジアンタイヤの中で見ると、KUMHO(¥4,600)やロックブレード(¥4,540)より2,000円以上高く、「爆安」というほどではありません。
評判は何で見極める?
ネット上の声は、DERIVA IIをサーキットや走行会で使う人のものが中心です。普段使いのGP-16については、使用感をまとめたレビューがほとんど見つかりませんでした。
EUラベルも日本の低燃費タイヤラベルも、ZENEW名義では当サイトに登録がありません。中身がGOODTRIPなら、GOODTRIP名義の欧州のラベル情報が手がかりになります。ただ、同じパターン名でも生産時期でラベルが変わることがあるので、決め手にはなりません。客観的な数字が少ないブランドだということは、承知のうえで選んでください。
製造年週はサイドウォールの4桁(2526なら2026年第25週)で確認できます。在庫が少ない店もあるので、製造年を書いていない出品は注文前に問い合わせるのが確実です。
買う前の注意点
- ▸同じ商品でも店で約4割違う。車衛門と車楽院・CAR PLUSは価格が大きく違う。必ず比べる
- ▸ラベル情報がない。雨の高速道路が多いなら、ラベルが公開されている銘柄から選んだほうが安心
- ▸DERIVA IIは競技寄り。走行会向けとして売られているタイヤで、街乗りでの寿命や静かさの情報はほとんどない
- ▸保証は販売店頼み。初期不良の連絡先は購入店になる
まとめ
- ▸ZENEWは長野のテイルゲートインポートが立ち上げたブランド。通販のタイヤは中国のGOODTRIPなどが中心
- ▸GP-16は195/65R15で¥6,805。安い店を選ばないと国産との差は小さい
- ▸ラベル情報がないぶん、街乗り中心で割り切れる人向け
サイズ別の最新価格はゼニューのブランドページで確認できます。楽天で探すなら楽天でZENEW GOODTRIPを探すからどうぞ。
