結論:「MAXEN」の名前で売られているタイヤは2系統ある
「MAXEN タイヤ どこの国」で調べると、ドリフト用タイヤの話と、通販の格安タイヤの話が混ざって出てきます。混乱するのは当然で、MAXENの名前で流通しているタイヤには性格のまったく違う2つの系統があります。
- ▸競技用:TURBO XTR / TURBO GT。国内ではGrado Mondo株式会社(大阪府守口市)が展開しているドリフト専用タイヤ
- ▸街乗り用:DURATRIP / TURBO PRO。楽天市場やYahoo!ショッピングのタイヤ専門店が扱っているサマータイヤ
国内向けの公式サイト(maxenmotorsport.jp)に載っているのは競技用の2モデルだけで、DURATRIPとTURBO PROは出てきません。通販で売られている街乗り用と、Grado Mondoのブランドが同じ会社の製品なのかどうかは、どちらの情報からも確認できませんでした。この記事では、確認できたことと確認できなかったことを分けて書きます。
競技用MAXEN:大阪の会社が展開するドリフト専用タイヤ
公式サイトの会社概要には、Grado Mondo株式会社/大阪府守口市東郷通3-1-7 とあります。日本の会社が国内展開しているブランドです。
タイヤそのものの製造国は公式サイトに記載がありません。ネット上には中国製と書いている情報もありますが、一次情報での裏付けが取れないため、当サイトでは「公表されていない」として扱います。
なおMAXENは2026年のD1 NEXTシリーズのタイトルスポンサーで、D1 LIGHTSでは同ブランドを履いた選手が優勝・入賞しています。
ラインナップは2モデル・3サイズ
- ▸TURBO XTR — 235/40R17 / 235/40R18 / 265/35R18
- ▸TURBO GT — 265/35R18(サイズ表に掲載)
それぞれにコンパウンド(ゴムの硬さ)が TW80 / TW200 / TW340 の3種類あり、数字が小さいほど柔らかくグリップ寄りです。サイズ表には、たとえば265/35ZR18 97W XLで標準リム幅9.5J、外径632mm、総幅271mmといった実寸が載っています。
公式が強調しているのは「内圧を下げても使えること」です。ドリフトでは溝の減りに合わせて空気圧を落としていくので、ワイヤー付近までコンパウンドの配合を揃え、低い内圧でもグリップの出方が変わりにくいようにしている、という説明です。カーカス(骨格)材も低内圧に耐えるよう変えているそうです。静かさや燃費、長持ちといった街乗りの物差しで作られたタイヤではありません。
販路は公式オンラインストアと全国の取扱代理店(実店舗)です。取扱店ページには北海道の旭川・苫小牧から、埼玉・神奈川・千葉・静岡、滋賀・富山・愛知・三重まで、モータースポーツ系のショップが並んでいます。
街乗り用MAXEN:通販で買えるDURATRIPとTURBO PRO
当サイトが毎晩集めている楽天市場・Yahoo!ショッピングの価格データでは、MAXENの街乗り用タイヤが2銘柄見つかっています(2026年10月21日時点)。
- ▸DURATRIP(デュラトリップ) — 155/65R14・155/80R13などの軽自動車サイズから235/50R19まで、13〜19インチの25サイズ
- ▸TURBO PRO(ターボプロ) — 205/55R17から275/35R21まで、17〜21インチの35サイズ。ミニバンやSUV、スポーツカー向けの大径サイズが中心
売っているのは楽天の「TIRE SHOP 4U」、Yahoo!の「カーライフサポートジャパン」などのタイヤ専門店です。いちばん安いのはDURATRIPの155/65R14で、1本3,240円でした。軽自動車用でこの値段は、国産ブランドのおおむね半分以下です。
正直に書いておくと、当サイトは以前この記事で「MAXENの出品は0件」と書いていました。実際には出品があったのに、こちらの集計処理がMAXENをNEXEN(韓国のネクセンタイヤ)と同じブランドとして扱ってしまい、NEXENの商品として載せていたのが原因です。綴りが1文字しか違わないための取り違えで、10月にデータを直しました。
買う前に確認したいこと
DURATRIPとTURBO PROは、メーカーの日本語サイトで製品情報を確かめることができません。燃費や雨の日のグリップの等級(ラベリング制度の表示)も、当サイトでは見つかっていません。安さで選ぶなら、次の点は商品ページで確認しておくのが安全です。
- ▸製造年:出品タイトルに「2026年製」などと書かれているか。古い在庫だとゴムが硬くなっていることがあります
- ▸ロードインデックスと速度記号:155/65R14 75Tのように、いま付いているタイヤと同じかそれ以上か
- ▸1本価格か4本セットか:一覧の価格は1本あたりのことが多く、送料や取付工賃は別です
名前が似ていて取り違えやすいブランド
「MAXEN」と綴りが近く、実際に混同されやすいのは次の3つです。
- ▸NEXEN(ネクセン) — 韓国のネクセンタイヤ。国内でも流通しているアジアンタイヤの大手で、MAXENとは別の会社です。当サイト自身がこの2つを取り違えていました
- ▸MAXXIS(マキシス) — 台湾の正新ゴム工業。乗用車からバイク・自転車用まで幅広く作っています
- ▸MAXTREK(マックストレック) — 中国のブランド。低価格のアジアンタイヤとして国内でも流通しています
通販で検索するときは、商品名の頭のブランド名が「MAXEN」になっているかを一度見ておくと間違いがありません。
ほかの格安タイヤと比べるなら
DURATRIPやTURBO PROと同じ価格帯の輸入タイヤは、ほかにもあります。
- ▸RISEN(ライゼン) — 中国製。スタンダードなサマータイヤRP68の一本勝負
- ▸GRENLANDER(グリーンランダー) — SUV向けを中心に展開
- ▸DURATURN(デュラターン) — MOZZOシリーズが中心
MAXENのサイズごとの価格はMAXENのタイヤ価格一覧で、ほかのブランドと並べた比較はタイヤサイズ一覧から見られます。安いタイヤで気をつけたい点はアジアンタイヤは大丈夫?安い理由と避けるべき銘柄の見分け方にまとめています。
まとめ
- ▸MAXENの名前で売られているタイヤは、競技用(TURBO XTR / TURBO GT)と街乗り用(DURATRIP / TURBO PRO)の2系統
- ▸競技用は大阪のGrado Mondo株式会社が国内展開。サイズは235/40R17・235/40R18・265/35R18の3つで、販路は公式ストアと取扱代理店
- ▸街乗り用は楽天・Yahoo!のタイヤ専門店で買える。DURATRIPは13〜19インチ、TURBO PROは17〜21インチで、最安は1本3,240円(155/65R14)
- ▸製造国と、2系統が同じ会社の製品かどうかは、一次情報では確認できない
- ▸NEXEN・MAXXIS・MAXTREKと綴りが近いので、買う前にブランド名を確認する
※競技用の製品情報・会社情報はMAXEN TIRES公式サイト(maxenmotorsport.jp)の記載に、街乗り用のサイズと価格は当サイトが2026年10月21日に集計した楽天市場・Yahoo!ショッピングの出品に基づいています。価格や在庫は日々変わるため、購入前に各ショップでご確認ください。
