結論:中国の輸出ブランド。軽サイズなら当サイト最安
デルマックス(DELMAX)は中国のタイヤブランドです。ブランドを持っているのはBest Choice International Trade Co., Ltd.という会社で、英国の大手販売店Arnold Clarkの紹介文には「2017年設立、中国拠点、60か国以上で販売」とあります。ただし、どこの工場で作っているのかは公表されていません。
価格はとにかく安いです。当サイトが2026年10月に取得した価格では、155/65R14のNEO81が1本¥3,400。同じサイズの夏タイヤで比べると、NEXENと並んで当サイトの最安でした。ブリヂストンの最安は¥5,250、ヨコハマは¥5,000なので、4本で7,000円前後浮きます。
どこの国のタイヤ?会社と流通
- ▸国:中国
- ▸ブランドの持ち主:Best Choice International Trade Co., Ltd.。米国の商標データベースでもDELMAXの権利者として登録されている(2015年9月出願)
- ▸工場:公表されていない。自社工場か委託生産かも不明
- ▸欧州での輸入元:EUのタイヤラベル登録(EPREL)では、アイルランドのMid West Tyresやオランダの Dutch Bridge International が供給者として載っている
- ▸日本での販売:楽天市場のワールドセレクト、タイヤ激安王、タイヤ市場ショッピングなど。日本法人や正規代理店は確認できなかった
英国のタイヤ業界誌Tyrepressは2025年3月、同社がオールシーズンタイヤ「X-Weather II 4S」を新しく出したと報じています。欧州では格安帯の定番ブランドのひとつで、日本で名前を聞かないのは単に輸入量が少ないからです。
ラインナップと実売価格
当サイトで2026年10月に在庫ありの価格が取れたのは4銘柄です。
- ▸NEO81(3サイズ、1本¥3,400〜¥3,980):軽自動車向け。日本で見かけるデルマックスはまずこれ
- ▸ULTIMAPRO UP1(9サイズ、¥4,190〜¥7,440):コンパクトカーからセダンまで
- ▸DM224(145/80R12、¥3,880):軽バン・軽トラのサイズ
- ▸X-WEATHER II 4S(26サイズ、¥4,400〜¥17,800):オールシーズン
| サイズ | 銘柄 | 1本最安 | 4本目安 |
|---|---|---|---|
| 155/65R14 | NEO81 | ¥3,400 | ¥13,600 |
| 165/55R15 | NEO81 | ¥3,980 | ¥15,920 |
| 145/80R12 | DM224 | ¥3,880 | ¥15,520 |
| 175/65R14 | ULTIMAPRO UP1 | ¥4,190 | ¥16,760 |
| 195/65R15 | ULTIMAPRO UP1 | ¥4,820 | ¥19,280 |
| 205/60R16 | ULTIMAPRO UP1 | ¥5,580 | ¥22,320 |
| 215/45R17 | ULTIMAPRO UP1 | ¥5,580 | ¥22,320 |
価格は2026年10月時点の最安(1本・税込)で、取得日は10/19〜10/23。4本目安はタイヤ代を4倍しただけで、工賃と送料は入っていません。
195/65R15で並べると、ブリヂストン¥10,300、ヨコハマ¥8,690に対してUP1は¥4,820。4本ならブリヂストンとの差は¥21,920です。ただしアジアンタイヤの中ではロックブレード(¥4,540)やKUMHO(¥4,600)のほうが少し安く、15インチ以上では「最安」とまでは言えません。
オールシーズンのX-WEATHER II 4Sは、195/65R15で¥6,200。欧州の価格比較サイトでは「3PMSF」(スノーフレークマーク)付きの表記で売られています。ただ、凍結路をスタッドレス並みに走れるという意味ではありません。使える地域の目安はオールシーズンタイヤの長所と短所で整理しています。
評判は何で見極める?
日本語のレビューはまだ少なく、通販のレビュー欄も「安かった」「普通に走る」程度の短いものが中心です。数が少ないので、評判よりもラベルの数字で判断したほうが確実です。
当サイトで把握しているデルマックスのラベルはEUラベルの15件。燃費C・ウェットCが12件、燃費D・ウェットCが2件、燃費D・ウェットBが1件で、騒音は平均71dBでした。ウェットでBが付いたのは1件だけです。日本の低燃費タイヤラベルの登録は見つかっていません。ラベルの読み方は日本とEUのタイヤラベルの違いで解説しています。
もうひとつ見ておきたいのが製造年週です。サイドウォールの4桁の刻印(例:2526なら2026年第25週)で分かります。格安タイヤを扱う楽天の店は「2026年製」と商品名に入れていることが多いので、表記がない出品は避けるのが無難です。
買う前の注意点
- ▸保証窓口は販売店頼み。国内に正規代理店が見当たらないので、初期不良やバーストの相談先は買った店になる。返品条件は先に読んでおく
- ▸雨の多い高速道路は慎重に。EUラベルのウェットはほぼC。国産のB〜a相当と比べると、制動距離は伸びる前提で考える
- ▸在庫は動く。PERFORM PROやULTIMATOURもDBには登録があるが、10月時点では在庫ありの価格がない
- ▸持ち込み先を先に決める。通販で買って取付店に送るのが基本。段取りはネットで買って取付店に持ち込む流れを参考に
まとめ
- ▸デルマックスは中国のBest Choice International Tradeのブランド。工場は公表されていない
- ▸155/65R14のNEO81は¥3,400で、当サイト掲載の夏タイヤでは最安
- ▸EUラベルは燃費C〜D・ウェットほぼC。近場の足として割り切るなら有力な候補
サイズ別の最新価格はデルマックスのブランドページで見られます。楽天で探すなら楽天でDELMAX NEO81を探すからどうぞ。
